ルミックスGF9、GF10/GF90を使う中で、注意を払って使っているのはもしかして露出補正ボタンではありませんか。
この露出補正ボタン、ちょっと使いにくいところがありますよね。
問題となるのは、ルミックスGF9、GF10/GF90すべて同じく、露出補正ボタンに露出ブラケット設定の機能も持たせているところにあります。
それがやっと今回解決されることになりました。
2019年11月19日、パナソニックからルミックスGF9とGF10、GF90のカメラ本体のファームアップが公開され、この露出ブラケットの設定をオフにできるようになったんです。
多くの方がこの問題でお困りだったでしょうね。
私も同じでしたからよく分かります。
しかしこのファームアップをすれば、煩わしい「露出ブラケット設定」問題が解決されます。
今回はルミックスGF9、GF10/GF90のファームアップ方法について説明していきたいと思います。
今までのルミックスGF9,GF10/GF90の露出補正
これまでのルミックスGF9、GF10/GF90では露出補正ボタンを2回以上押すと「露出ブラケット設定」になる仕様となっています。
ですから露出補正ボタンを押した後に、補正をしようとしてダイヤルをちょっと強く押してしまっただけで露出ブラケット設定に進んでしまうのです。
この露出ブラケット機能が働くと露出を変えて何枚も写真を撮るので、無駄な写真が何枚もたくさん撮れてしまったり、無駄な撮影が入ったためにシャッターチャンスを逃してしまったりしていました。
しかし2019年11月19日、パナソニックからLUMIXルミックスGF9とGF10、GF90のカメラ本体のファームアップが公開され、この露出ブラケットの設定を完全にオフし、露出ボタンを2度押ししてもブラケットにならないようになったのです。
この厄介な機能がやっと修正されるのはとってもありがたいことですね。
GF9,GF10/GF90カメラボディのバージョンアップ方法
それではまず現在のカメラ本体のファームのバージョンを調べてみましょう。
1.カメラ本体から現在のファームのバージョンを確かめる
メニューボタンを押しカメラの画面をスパナマークに移動します。
↓
3ページ目のバージョン表示を選びます
カメラのファームのバージョンが表示されました。
カメラ本体がファームアップしていない場合には上の写真のように
ボディファームウェアが [Ver 1.0] と表示されます。
バージョンを確認したら、カメラの電源をいったん切断します。
2.ネットからファームアップデータをダウンロード
ファームアップデータをダウンロードするにはパソコンが必須です。
Windows、MACどちらにも対応しています。
ちなみに今回はWindows10パソコンを使用した場合でご案内しています。
パナソニックのホームページにアクセスし、ファームアップページに入ります。
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/download/index.html
次のような画面表示になっています。
次に画面を下にスクロールし[DC-GF10/GF90][DC-GF9]の項目を探します。
それぞれのカメラの「ダウンロードページへ」をクリックします。
新しい画面が開いてダウンロードページが開きます。
内容を確認して「ダウンロード」のボタンを押します。
この画面が表示されたら [OK] を押して、ファイルを保存しましょう。
これでファームアップデータをパソコンにダウンロードできました。
次にファームアップデータをカメラ側に移行する前準備を行います。
3.ファームアップデータ(zipファイル)を展開する
ダウンロードデータはzip形式のファイルです。
このzipファイルのままではカメラ本体のバージョンアップができません。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
画面の通りのように表示されたら、[すべて展開]をクリックします。
画面中央にこの表示が出たら、[展開] をクリックします。
解凍させるとzipファイルと同じ名前で新しいファイルフォルダが作成されます。
さらにそのファイルをダブルクリックしてみましょう。
2つのファームアップデータが作成されています。
BINファイルと表示されているものです。
4.初期化したSDカードにファームアップデータを移動
次にこのファームアップデータをSDカードにコピーします。
カメラでフォーマットした何も写真データが入っていないSDカードをパソコンに挿入します。
SDカードのファイルを開き、2つのファームアップデータをコピーします。
ファームアップデータは[DCIM],[MISC],[PRIVATE]の中に入れません。
[DCIM],[MISC],[PRIVATE]の外側に置きます。
2つのデータは[DCIM],[MISC],[PRIVATE]の外側に置くのは、バージョンアップをするときカメラがデータを認識できるようにするためです。
そうしないとバージョンアップできません。
5.カメラにデータの入ったSDカードを入れる
6.カメラの電源を入れたあと再生ボタンを押す
カメラの電源を入れ、再生ボタンを押すと画面が次のように変わります。
↓
7.バージョンアップ[はい]を選びセットボタン
バージョンアップ [はい] を選びセットボタンを押します。
バージョンアップが開始します。
バージョンアップが始まると次のような画面が出ます。
この間はカメラの操作は一切行わないでください。
電源を切断したりすると最悪の場合カメラが壊れてしまう場合があります。
画面下の白い棒が緑色に全部変わったらバージョンアップ終了です。
8.バージョンアップが終了しカメラ再起動
バージョンアップが終了するとカメラが自動的に再起動します。
これでバージョンアップ作業は終了しました。
9.ファームアップの確認
最後にバージョンアップでカメラの設定が変更できたか確認します。
カメラの露出補正ボタンを1回押してみましょう。
次にもう一度露出補正ボタンを押してみてください。
上の写真のように、露出補正の数値の上に「BKT」という表示がなければ、「露出ブラケット」が設定されていません。
バージョンアップは無事に成功しました。
お疲れさまでした!
以上でカメラ本体のバージョンアップの方法の説明を終わります。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
少し面倒かなと思われたかもしれませんが、思ったほど難しくなかったでしょ?
これで露出補正のボタン問題は解決しました。
これで心配しながら露出補正のボタンを押すこともなくなります。
これからもルミックスGF9、GF10/GF90を使って楽しいカメラライフを送ってくださいね~!
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