ルミックスGF10の使い方・三分割構図が作りやすくなるガイドライン機能

新しい一眼カメラを手にしたとき、始めのうちは写真を撮ること自体が楽しくてたくさん撮りますよね。

でも後でたくさん撮った写真を見返してみると、なんだか平凡でつまんない写真だなあとガッカリしてしまうことはないでしょうか。

私もパナソニックのルミックスGF10を購入し、いろんな写真を撮ってみたものの、実際の後で見返してみるとどれもつまらない写真ばかりでガッカリしていたんです。

一眼カメラを買ったら絶対にキレイにカッコよく撮れると思っていたのに!と期待を裏切られました。

これはカメラが悪いんだ!

・・・と、こんな感じでカメラのせいにしてました。

でもこれはカメラのせいではなく、私自身の未熟さが原因だったんですね。

私は写真の構図なんて全然気にもしないで、自分の思うままに写真を撮ってました。

写真はもちろん自分の感性が重要です。

でも写真を撮るのなら、基本が分かっていないと上手にならないんです。

そこで今回は上手な写真を撮るための基本中の基本、写真の構図でよく使われる「三分割構図」をご説明し、さらにパナソニック・LUMIXルミックスGF9やルミックスGF10で「三分割構図」を撮りやすくする機能「ガイドライン機能」の設定方法についてご紹介をしたいと思います。

カメラの設定は苦手という方でも、一度このカメラ設定をしてしまえば後は大丈夫ですから、ぜひは参考にしてみてください。

写真の構図とは

写真を撮るとき、まず「構図」を考えてみましょう。

カメラを始めたころは思ったまま、感じたままに写真を撮りますが、それでは写真の中に写っている被写体のバランスが悪く、後で見たら何を撮った写真なんだろう?感じる写真になってしまいます。

つまんない写真だなあ、お世辞にも上手だとは言えないなあと写真が嫌いになってしまうかもしれません。

写真の中にどのように被写体を配置するのかよく考えると写真が上達していきます。

写真の中にどのように配置するのかを構図といいます。

写真は自分だけが楽しむだけではありません。写真を他人に見てもらうのも写真の楽しみですよね。

写真にはさまざまな構図がありますが、今回最も代表的な「三分割構図」についてご紹介しましょう。

三分割構図とは

三分割構図とは、画面を3等分して、その交点の位置に写したいモノを配置する構図の方法です。

例えばこちらが「三分割構図」で撮った写真です。

写真を三分割してみると、

朝顔の花の中心が三分割した交点の中に入っていますね。

 

このように写すと写真の全体のバランスよくなってくるのです。

三分割構図ってかなり難しいのでは?

カメラの画面を見て、画面の中で3つに分割して、交点の場所に被写体を入れて撮るなんて難しい!と思うかもしれませんね。

もちろん構図で写真を撮るには慣れが必要ですが、私たちみたいなカメラ初心者だってちょっと工夫すれば簡単にできちゃうんです。

その秘密とは・・・

カメラに搭載されている機能を使うことなんです。

実はパナソニックのLUMIXルミックスGF9やGF10には三分割構図を作りやすくする機能があるんです。

ですから、カメラの設定をしてしまえば3分割構図だって簡単にできてしまいますよ。

それではカメラの設定方法をご説明しましょう。

ルミックスGF10は三分割構図で写真を撮れる設定がある

パナソニック・ルミックスGF9やGF10/GF90には「ガイドライン表示」という機能があります。

カメラの液晶画面の中に画面を3つに分ける補助線を表示させる機能です。

この補助線があると三分割構図を意識しながら写真を撮れるんです。

ちなみに液晶画面に表示されるだけで、写真自体には出ませんのでご心配なく。

ただしルミックスGF10/GF90を購入した状態のままでは、下の写真の通り液晶にはガイドラインの表示がありません。

カメラの設定を変更する必要があります。

ではガイドライン機能の表示の設定方法についてご説明しましょう。

No1.メニューボタンを押す

カメラ背面の丸いダイヤルの中心、メニューボタン(MENU/SET)を押します。

No2.タブを「スパナマーク+C」に移動

画面がカメラの設定モードに変わります。

画面の一番左側には、

(1)カメラマーク・撮影

(2)ビデオカメラマーク

(3)スパナマーク+C・カスタム

(4)スパナマーク

(5)再生マーク

5つのタブが表示されています。

(黄色い○の部分を「タブ」と言い、全部で5種類あります)

今回設定するガイドライン表示は(3)スパナマーク+Cのタブの中にあります。

もしタブの位置が「スパナマーク+Cマーク」になっていない場合にはタブの位置を変える必要があります。

<例>違うタブになっているときのタブ移動のしかた

(1)背面ダイヤルの左側ボタンを1回押す

(2)背面ダイヤルの上下ボタンを押して「スパナマーク+C」に移動させる

例えば下の写真の状態、タブが「カメラマーク・撮影」にあるときのタブ移動の方法です。

(1)背面ダイヤルの左ボタンを1回押す

画面の表示は下の写真のように、画面上の黄色い帯が消えて「タブ」の方に移動します。

(2)背面ダイヤルの下ボタンを2回押し、「スパナ+C」のマークのところに移動させる

画面の上部には「カスタム」と表示されました。

(3)背面ダイヤルの右ボタンを1回押して、カスタムモードの設定に入る

カスタムモードから背面ダイヤルの下ボタンを押し続けて「ガイドライン表示」の設定項目にたどり着きましょう。

No3.カスタムモードから「ガイドライン表示」を選ぶ

カスタムモードに入ったらカメラの背面ダイヤルの下ボタンを押して、ガイドライン表示まで表示を移動させましょう。

カメラを購入した状態のままでは設定が「OFF」になっています。

ガイドライン表示を黄色の帯に反転したのを確認したら

No4.背面ダイヤルの真ん中「MENU/SET」ボタンを押す

背面ダイヤルの真ん中「MENU/SET」ボタンを押しましょう。

カメラの液晶画面は、下の写真のような表示になっています。

No5.ガイドライン表示の中から「3分割構図」を選ぶ

1番上に表示されている「画面が上下左右に3づつ分割されている」ものを選び、「MENU/SET」ボタンを押します。

No6.ガイドライン表示の設定が「3分割構図」に変更される

これでガイドライン表示が「OFF」から「3分割構図用の表示」に変更されました。

No7.カメラの設定の終了

カメラの設定を終了します。

液晶画面の「戻る」またはメニューボタン下にある「戻る/ゴミ箱」ボタンでメニューを終了させます。

 

No8.液晶画面に「三分割構図」の補助線が引かれる

メニューを終了させると、カメラの液晶画面の中に、上下に2本、左右に2本白い線が引かれていますね。

これで「三分割構図」がしやすくなりました。

この補助線があれば、写真を撮るときの構図作成の目安になります。

この補助線の交点に自分が写真の中に表現したいモノを重ねてみてください。

補助線があれば構図を作りやりやすくなるはずです。

まとめ

今回は写真の基本的な三分割構図についてと、また三分割構図で写真を撮りやすくする液晶画面の表示方法、ルミックスGF9、GF10/GF90のカメラの設定方法についてご紹介してきました。

一眼カメラって、いろいろな設定項目があるので覚えるまでとても時間がかかるとか、機械の操作は苦手だから無理だと思われるかもしれません。

でも実際に何度も使ってみて身体で覚えていけば、たくさんあるカメラの設定項目だって使いこなせるようになります。

そうすれば、写真もみるみる上達してきますよ。

カメラを自分の手元にいつも肌身離さず置いておくことから始めませんか?

カメラをさわってみるだけでもいいし、カメラを構えてみるだけでもいいし、毎日のなにげない風景を撮ってみるだけでもいいんです。

さらには旅行などでお出かけした時には周りを気にしないでどんどん写真に撮ってみるなど、とにかくカメラでいろんな写真を撮ってみたら楽しいですよ。

特にルミックスGF9、GF10/GF90はコンパクトなので全然周りを意識しないで写真を撮れるんです。

大きなカメラを構えて写真を撮るなんて恥ずかしいなんて方にも最適なカメラです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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