LUMIX GF10が壊れちゃった!?一度にたくさん写真が撮れちゃう理由・ブラケットとその解除方法について

シャッターボタンを1回押しただけなのに、シャッターが何度も切れて写真が何枚も撮れてしまう。

変ですよね。自分では何もしていないはずなのに。

カメラが勝手に何枚も写真を撮ってしまうなんて・・・

もしかして、カメラが壊れた?と心配になったんじゃないでしょうか。

こんなとき、すぐに原因がわかれば対処できるんですが、カメラそのものの設定が分からないと・・・

ずっとこのまま、同じような写真が何枚も撮れてしまってお困りの方も多いんじゃないでしょうか。

こんなふうにカメラが勝手に写真を撮ってしまうと、後で写真を見たり、整理したりするとき枚数が多くてとても大変です。

もしかするとこのトラブルは、カメラの設定で「ブラケット」という機能が働いているのが原因かもしれません。

ルミックスGF10はコンパクトで軽くて使いやすいカメラです。

しかし、コンパクトゆえの定めなんでしょうか、1つのボタンに複数の機能があるために問題が起きてしまいます。

撮影しているうちに、ついうっかり設定ボタンを間違って押してしまいカメラの設定が変わってしまいやすいのです。

今回はルミックスGF10のトラブルでよく起きやすい、シャッターボタンを押すと写真が何枚も撮れてしまう原因の「ブラケット」の説明と「ブラケット」解除方法についてご紹介していきます。

ちなみにルミックスGF9もGF10と機能的にほぼ同じカメラですから、ルミックスGF9で同じ問題でお悩みの方にも対応していますよ。

<追記>

パナソニックから露出補正ボタンを押し続けても「ブラケット」機能の設定にならないようにする、カメラのファームアップが2019年11月19日に公開されました。

新しく記事を作成しましたのでそちらもご覧ください。↓↓

ルミックスGF9・GF10/GF90のブラケット解除方法・カメラ本体のバージョンアップ

ルミックスGF10が故障?写真が一度に何枚も撮れる原因は?

ルミックスGF10を使っていて、シャッターボタンを1回押しただけなのに写真が何枚もまとめて撮れてしまうのは故障ではありません。

普通、カメラはシャッターボタンを1回押すと写真が1枚撮れます。

また連続して写真を撮る「連写」のときはカメラで「連写」の設定をします。

これは自分で設定しているのですから写真が連続で撮影されるのは理解できますよね。

でも自分で特別に設定したはずがないのに勝手にカメラが写真を何枚も撮ってしまうから困っちゃうんですよね。どうやって戻したらいいのか分からないですからね・・・

原因は「ブラケット」というカメラの設定にありました。

ブラケットとは

ルミックスGF10に搭載されている機能「ブラケット」は、シャッターボタンを一度押すと、カメラが自動で露出を複数変えながら写真をとる機能のことをいいます。

以下にお見せする写真は「ブラケット」が働いているときに複数枚撮れた写真です。

同じ場所の写真ですが、写真の明るさが明るかったり暗かったりしていますね。

実はこれはカメラが自動で露出補正をしながら明るさを変えて撮影しているんです。

1枚目

2枚目

3枚目

同じ写真ですが、写真の明るさが変化しているのがお分かりでしょうか?

撮れた写真を確認してみて、このように同じような写真が何枚も撮れていれば、カメラが「ブラケット機能」の設定になっています。

カメラが壊れたのではありませんから、安心してください。

設定できたのですから、「ブラケット機能」は解除も当然できます。

次からは「ブラケット機能」設定の解除方法についてご紹介していきます。

ブラケット機能が働いているか確認するには

GF10のカメラ本体、液晶画面の中央下を見てみましょう。ここには普段から「露出補正」の数値が表示がされています。

この露出補正表示の上に「BKT」と表示がありませんか?

もし上の写真のように液晶画面の下に[BKT]という表示がされていたら「ブラケット機能」が設定されています。

おそらく露出補正ボタンを何度か押してたためにこの設定が入ってしまいました。

実はルミックスGF9/GF10/GF90の中で最も起こしやすいトラブルなんです。

では次に「ブラケット機能」の解除方法をご覧ください。

ブラケット機能の解除方法

カメラの電源が入った状態で、カメラの背面ダイヤルの上を1回押します。

露出補正の設定モード状態になったら、さらにダイヤルの上か下のボタンを押して、液晶画面の左上の表示が「OFF」になるまで押し続けます。

「OFF」の表示が出たら、シャッターボタンを1回押すか、背面ダイヤルの中央の「MENU/SET」ボタンを押します。

ブラケットが解除されると、露出補正の表示の上の「BKT」が消えます。

これでブラケット機能は解除できました。

テストで写真を撮ってみて、以前と変わりなく写真が撮れるかどうか確認してみてください。

ね。

露出補正ブラケットは写真を撮る重要な機能のひとつ

今回はブラケットを解除する方法をご紹介しましたが、このブラケットは写真を撮る重要な機能のひとつでもあるんです。

写真において、露出補正は非常に重要です。

明るすぎて写真の雰囲気がガラッと変わってしまったり、暗すぎて真っ暗な写真になってしまったり・・・なんてことがあります。

写真を撮影するときに、この場面でどの程度の明るさにしてよいのかちょっと決めかねるなあ、なんていうときには「ブラケット」がとても役に立つのです。

カメラが露出補正をプラスにもマイナスにも変えて連続して写真を何枚も撮ってくれるので、自分の狙った写真をゲットできるかもしれませんよ。

ブラケット機能は全部で9つのパターン

ブラケット機能は、全部でこ9つのパターンがあります。

カメラの電源が入った状態で、カメラの背面ダイヤルの上を押してみてください。

さらに続いてもう一度背面ダイヤルの上を押していくと、液晶画面の左上の数字が全部で9つのパターンに切り替わります。

9つのパターンとそれぞれのブラケット機能の露出補正の仕組みについて以下をご覧ください。

1.[3・1/3]

[3・1/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1/3下げて1枚、補正なしで1枚、プラスに1/3上げて1枚、

合計3枚写真を撮る。

2.[3・2/3]

[3・2/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに2/3下げて1枚、補正なしで1枚、プラスに2/3上げて1枚、

合計3枚写真を撮る。

3.[3・1]

[3・1]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1下げて1枚、補正なしで1枚、プラスに1上げて1枚、

合計3枚写真を撮る。

4.[5・1/3]

[5・1/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1/3ずつ下げて2枚、補正なしで1枚、プラスに1/3ずつ上げて2枚、

合計で5枚写真を撮る。

5.[5・2/3]

[5・2/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに2/3ずつ下げて2枚、補正なしで1枚、プラスに2/3ずつ上げて2枚、

合計で5枚写真を撮る。

6.[5・1]

[5・1]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1ずつ下げて2枚、補正なしで1枚、プラスに1ずつ上げて2枚、

合計で5枚写真を撮る。

7.[7・1/3]

[7・1/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1/3ずつ下げて3枚、補正なしで1枚、プラスに1/3ずつ上げて3枚、

合計で7枚写真を撮る。

8.[7・2/3]

[7・2/3]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに2/3ずつ下げて3枚、補正なしで1枚、プラスに2/3ずつ上げて3枚、

合計で7枚写真を撮る。

9.[7・1]

[7・1]の設定とは・・・

露出補正をマイナスに1ずつ下げて3枚、補正なしで1枚、プラスに1ずつ上げて3枚、

合計で7枚写真を撮る。

「ブラケット」機能の説明は以上です。

こんなジャマな機能はいらない!なんて考えないで、その機能を逆に利用してしまうのも手かもしれませんよ。

ただしご注意を!!

もしこのブラケット機能を使ったなら、使い終わった後に必ず設定を元に戻しておきましょう。

そうじゃないとまた同じ写真がたくさん撮れちゃった・・・となってしまいます。

まとめ

今回は、シャッターを押すと一度に何枚も写真が撮れてしまうのはGF10の故障なのか?についてと、その原因の理由、原因となっている「ブラケット機能の解除」の方法についてご紹介してきました。

夢中になって写真を撮っていると、ついつい知らないうちにボタンを間違って押してしまうことが多いです。そこでカメラの設定が変わってしまうんですね。

最近のカメラは機能が非常に豊富に備わっているので、カメラの機能を全部覚えきれません。

さらにその機能を生かすためにカメラのボタンにはさまざまな機能を持たせているので、なおさら分からなくなってしまいます。

でもせっかく手にしたカメラですから、カメラのいろいろな機能を覚えていきませんか。

毎日カメラを操作して、写真をたくさん撮って、いろいろなボタンを押して・・・とカメラをとにかくさわっているとカメラの使い方がだんだんと頭に入っていきます。

いわゆる身体で覚えるですね。

ルミックスGF10はコンパクトなカメラですが、プロだってこのカメラを評価してます。

なんといってもGF10の良いところはコンパクトなので、周囲に意識させないでさりげなく撮れることなんです。

大きなカメラを構えていると存在感が強すぎて写真を撮りにくいこともあります。

でもこのカメラならそんな圧迫感を感じさせずにサクッと写真が撮れるんです。

おしゃれで素敵な写真もたくさん撮れますからぜひ使ってみてください。

なお今回の記事ですが、ルミックスGF9もGF10とほぼ同じ内容のカメラなので、ルミックスGF9で同じトラブルにあわれた方でも同じ操作方法で対応できます!

<追記>

<追記>

パナソニックから露出補正ボタンを押し続けても「ブラケット」機能の設定にならないようにする、カメラのファームアップが2019年11月19日に公開されました。

新しく記事を作成しましたのでそちらもご覧ください。↓↓

ルミックスGF9・GF10/GF90のブラケット解除方法・カメラ本体のバージョンアップ

このファームアップを行うことで、ブラケット機能のONとOFFが選択できるようになり、これまでのように露出補正ボタンを押すとブラケットにならなくなります。

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コメント

  1. GF9でこれに悩まされてましたが、この記事でで解決しました。
    ありがとうございます!めちゃ感謝です!!

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