一眼カメラを買った初め頃は、スマホやコンパクトカメラよりもきれいな写真を撮れるのが面白くて、たくさん撮ることが多いのですが、次第にカメラの撮影自体が壁にぶつかるようになります。
それは、写真を見返してみたとき、つまらない写真しか撮れないなとか、もっといい写真を写せないかなと思うようになるからじゃないでしょうか。
そういう私も同じで、ちっとも進歩のない自分の写真を見ているうちに、何とかできないかなと思うようになりました。
つまり自分ひとりでコツコツ写真を撮っていても、ちっとも上手くならないんですよね。
そこで最近、写真教室に通うようになりました。
私の住む仙台にも写真教室はありますが、実際に通ってみると、やはり東京のほうが断然レベルが高いと感じています。
先日も私はルミックスGH5を持って、写真教室が主催した撮影会に出かけてきました。
場所は東京の根津神社、ちょうど境内の「つつじ」が見頃の最盛期を迎えていて、とてもステキでしたので、その時の様子をご紹介していきたいと思います。
GH5で写した東京根津神社のつつじ祭り
2018年4月22日の日曜日は晴天で撮影に最適の日でした。
午前10時30分に東京メトロ千代田線の根津駅で写真教室の受講生の仲間と待ち合わせをしましたが、根津神社のつつじを見るためにたくさんの人たちがやってきていました。
根津神社の鳥居前もたくさんの人でいっぱいです。
木々の新緑がとてもすがすがしく感じますね。
写真教室の先生は森脇章彦さん
森脇章彦先生は、ルミックスの開発にも深く関係していて、デジタルカメラの撮影について、豊富な知識を持っていらっしゃいます。
今回も撮影に向いている場所や、撮影するときに注意すること、撮影の設定方法などについていろいろとご指導を受けながら撮影しました。
ルミックスGH5で撮影を始める前にしたこと
カメラを取り出したならば、早速撮影したくなりますよね。
でもそれでは、本当の花の色がキレイに出ません。
そこでホワイトセットの変更をします。
実際にホワイトセットの変更をしているところ。
ルミックスGH5でもホワイトセット変更といって、カメラに太陽の光に照らされた、白色の色を認識させます。
ルミックスGH5のホワイトセットの仕方
「WB」ボタンを押して、ホワイトバランス設定画面を表示させます。
十字キーを左側に押していってホワイトセット変更の表示が出たら、十字ボタンを上に押して、ホワイトセット変更を選びます。
画面に黄色の枠が出たら、太陽の光に当てた白い紙をシャッターボタンを押して写します。
これで、正しい色合いの写真が撮れるようになります。
つつじの撮影は絞り優先モードで撮る
さらに先生から、この場所では「絞り優先モード」にして、全員がマイクロフォーサーズカメラでしたから、絞り値を「F9」の設定にするように指導がありました。
パナソニックやオリンパスなどマイクロフォーサーズのミラーレスカメラは、絞り値が「F8~F9」のときに写真全体がピンぼけなくクッキリと写るのだそうです。
根津神社のつつじはやっぱりすごい!
根津神社のつつじがすごいのは、すり鉢状になった地形に、たくさんの種類のつつじが咲いていることと、つつじと赤い鳥居が続いている様子が美しいです。
ただし、たくさんの人がいますから、人を入れないで写真を撮ることはできません。
そこで先生の指導は、つつじが咲いている中をたくさんの人が歩いている様子を撮ることと、日なたと日かげを同時に撮らないということでした。
人を入れないで撮ろうとすると、一部分だけしか写真に切り取れなくて迫力がありません。
さらに日なたと日かげを同時に写してしまうと、明るさのバランスが悪くなってしまいます。
つつじの花をアップでキレイに撮るには
つつじの花をアップでキレイに撮るには、ちょっとしたコツがあります。
先生によると、光の当たっている向きを考えて撮るように、花の色がキレイに撮れるのは太陽の光が花びらを通り抜けたときにきれいに写ると教えてくれました。
順光、つまり太陽を背にして花を撮ると、花びらに太陽の光が反射して、白っぽく写ってしまいます。
指導を受ける前の実際の写真がこれですね。
これを太陽の光が花を通り抜けてきたのを受け止めるように撮影すると、花の色がはっきりと写るのです。
こちらは先生の指導の後に写したつつじの花です。
どうでしょうか、色鮮やかに写っていますよね。
鳥居の中を歩きながら撮る
先生の指導で鳥居がたくさん連なっている中を歩きながら撮影してみました。
この時は「シャッタースピード優先モード」で撮りました。
シャッタースピードを250分の1(1/250)に設定しました。
歩きながら撮影するので、写真がブレて写らないようにするためですね。
本当にたくさんの人で鳥居もあふれていました。
太陽の光が当たると、鳥居が美しい朱色に光り輝いて美しいです。
屋台の並んでいるところはモノクロで撮影する
根津神社のつつじを撮影した後は、先生の指導で、カメラの撮影方法をモノクロにして、根津神社内の屋台の中を歩いて撮影してみました。
モノクロに切り替えて、シャッタースピードは125分の1秒(1/125)に設定しました。
このシャッタースピードにすると、歩いている人はブレが出てきます。
このブレが人々の動いている様子を映し出すのかもしれません。
さらにモノクロの方が写真の画面が引き締まって見えてカッコいいと思いました。
根津神社を出てきたのが昼12時ごろ。
それでもまだまだ根津神社にやってくる人たちがたくさんいます。
今回も、写真について新たな知識をえられて、たくさん学ぶことができ、その知識を使って写真を撮り、実際にやってみて知識が自分の身についてきたと思います。
とても楽しい写真撮影会の時間をすごしてきました。
今回の撮影のポイント・まとめ
1.屋外での撮影のときは正しい色合いを出すために、ホワイトセット変更で正しい白色をカメラに記憶させる。
2.写真の撮影をするときは、写す場所をきちんと決めておいて、その場所でどうやったら一番よく写るかを考える。
3.花の撮影のときは、光の向きを考え、花の中を通り過ぎてきた光を、カメラで十分に取り入れて撮影する。
4.マイクロフォーサーズのカメラは全体をクッキリと写すときには絞り値をF8~F9に設定する。
つつじの様子を写すときのように、動かないものを撮るときは、絞り優先モード(A)で撮影する。
5.動きの多いものを撮るときは、シャッタースピードを250分の1秒(1/250)にする。
6.動きが多くても、多少ブレを出させて動きが見えるように、125分の1秒(1/125)にする。
7.モノクロ撮影は、色が出なくても、かえってその白黒のおかげで画面が引き締まって見えてカッコよくなる。
今回の写真教室ではこのようなことを学んできました。
もしみなさんにもこの記事がご参考になりましたら幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
最近のコメント