はじめて買ったミラーレス一眼カメラ、ルミックスGF10。
スマホのカメラを卒業して、一眼カメラでたくさん素敵な写真を撮るぞ!と思ってはみたけど、なんだかちっとも写真がうまく撮れない・・・
たとえば使い始めのときに感じるのが、写したいモノに近づけていくと、写真がぼやけてしまうことではないでしょうか。
うまく撮ったつもりでも、後で写真をよく見るとピントがちっとも合っていないんですよ、なぜか・・・
このようなことでお悩みの方って結構多いんじゃないかと思うんです。
実は私自身も同じようにピントが合わなくて困っていました。
実はこれ、あることが原因でボケてしまうんです。
今回は写真のピントが合わなくてぼやけてしまう原因のひとつ、カメラのレンズのピントの知識・最短撮影距離についてご説明していきたいと思います。
一眼カメラは自分で操作する、スマホはカメラが勝手にやってくれる
スマホの写真って特に何も考えずにシャッターを切っても、スマホが勝手に全部やってくれるので楽だったんですが、一眼カメラになると写真の知識が必要になってきます。
まずこのことを頭に入れておいていただきたいです。
ルミックスGF10のオートフォーカス
ルミックスGF10でピントを合わせる仕組み=オートフォーカスの機能はとても優れていて、ピントがすぐに合うのが特徴です。
画面の右上にピントが合ったことが表示されます。
緑の丸印がついたときにはピントが合っています。
緑の丸印が点滅するときにはピントが合わないときで、カメラが警告しているのです。
レンズには撮影可能範囲がある
一眼カメラのレンズには撮影可能範囲があります。
写したいモノを大きく撮ろうと思って近づいていくと、なぜかぼやけてしまうことが起きてしまうのは、レンズの撮影可能範囲に写したいモノが入っていないからなんですね。
私たちの目だって、モノを近づけすぎるとぼやけて見えません。
カメラのレンズでも同じことなんです。
レンズの最短撮影距離とカメラの距離基準マーク
さらにレンズのピントが合う一番短い距離のことを「最短撮影距離」といいます。
さらに一眼カメラの場合、レンズの先から写したいモノとの距離のことをいうのではなく、カメラに刻印されている「距離基準マーク」からの距離なのでご注意ください。
ルミックスGF10だと、この位置に刻印されています。
レンズごとに違う最短撮影距離
これらのレンズ以外のすべてのレンズで最短撮影距離というのが決まっていて、遠くのものを撮影する望遠レンズになるとさらに最短撮影距離が長くなっていきます。
それでは、ルミックスGF10にセットになっている2本のレンズですが、最短撮影距離はどれぐらいなのかを見てみましょう。
標準ズームレンズ12−32mm
レンズには「0.2m〜∞」となっていますね。
このレンズのときは、写したいモノとの距離を20cmとらないと、ピントが合いません。
単焦点標準レンズ25mm
このレンズの場合は「0.25m〜∞」です。
つまりこの単焦点標準レンズのときは、写したいモノとの距離は25cmあける必要があるんです。
お分かりいただけたでしょうか。
モノに近づいて撮影するときは、レンズの「最短撮影距離」とカメラの「距離基準マーク」を確認してみてください。
ところで、最短撮影距離をもっと縮めて、もっと近づいて撮影したいときにはどうすればいいでしょうか。
そういう場合のために「マクロレンズ」というレンズが用意されているんです。
マクロレンズとは
マクロレンズを使うとこの時計にもっと近づいて、大きく撮れるんです。
例えば時計の文字盤を大きく写したいとき。
マクロレンズを使うとこのように写すことができます。
文字盤の内部や針が大きく写りましたね。
このレンズは、花を撮影するときにも使うんですよ。
この写真、私が撮ってみました。
通常のレンズでは、花の内部をこんなに拡大して写すことはできません。
マクロレンズを使うと私たちが普段見たことのない様子まで確認できるんですね。
マクロレンズを使うと写真がさらにおもしろくなりますよ。
このマクロレンズ「LEICA MACRO-ELMARIT 45mm」というレンズで、写真が美しく仕上がるレンズです。
もし余裕ができたなら、こんなステキなレンズを揃えてみてもいいですね。
まとめ GF10の使い方・近すぎてピントが合わない・最短撮影距離とは
今回は、レンズごとに違う「最短撮影距離」についてご紹介してきました。
写したいものを大きく撮りたいのにピントが合わないときには、レンズの最短撮影距離よりも近すぎるので、少し離れて撮影してみるといいかもしれません。
また、モノに近づいて大きく撮りたいのなら「マクロレンズ」という便利なレンズがありますので、そちらをご用意するといいと思います。
一眼カメラの素晴らしいところは、何といっても多種多彩なレンズを使えることです。
レンズによって写真の出来栄えが全く変わるので、写真で表現できるバリエーションが増えるんです。
ですから余裕がありましたら、いろいろレンズを用意して楽しんでみてくださいね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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