パナソニックのミラーレス一眼カメラ「ルミックスGF9」と「ルミックスGF10」
マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラの中でも、このGF9とGF10はカメラ本体がとても小さくて軽いのが最大の特徴です。
ですから、これから一眼カメラを少しずつ始めてみたい方には「ルミックスGF9」や「ルミックスGF10」がいいんじゃないかなと思っています。
ことろで、カメラを使う上で次に重要なのが「バッテリー」
ミラーレスカメラはバッテリーがなければ動きません。
電源をずっと入れておくとバッテリーの「電池の消耗」が早く、スペアのバッテリーがどうしても必要です。
特にGF9やGF10はコンパクトなだけにバッテリー自体もコンパクトなため、GF9やGF10を購入したら予備バッテリーを購入しておきたいですね。
しかし、メーカー純正品のバッテリーは金額が高めです。
そんなとき気になるのが「互換品バッテリー」
そこで今回は、ルミックスGF9とGF10用に互換品バッテリーを買って実際に使ってみました。
さらに1年ぐらい使ってみての感想も今回の記事でご紹介していきたいと思います。
今回の記事をご覧になって、バッテリーをご購入の際のお役に立ちましたらうれしいです。
ルミックスGF9・GF10のバッテリーはDMW-BLH7
ルミックスGF9、GF10で使うバッテリーは「DMW-BLH7」という型番のバッテリー。
カメラを購入したときセットの中にバッテリーが1コ入っています。
しかし、このバッテリー1コだけでは撮影中に間に合わないことが多いです。
液晶画面の表示にバッテリーを使いますし、さらにバッテリーもコンパクトなので、バッテリーの持ちがあまり良くありません。
撮影途中にバッテリーが切れてしまったこともありました。
ですから予備のバッテリーはあったほうがよいですね。安心して撮影できます。
最低でもバッテリーの予備が2コあれば大丈夫でしょう。
パナソニックの純正品は高価
ルミックスGF9・GF10の純正バッテリーは店頭実売価格で1コ「6千円〜7千円」
バッテリーぐらいは必要ですから2つで1万円超えです。
他にもいろいろカメラ用品で揃えたいと考えれば、費用は抑えるために「互換品バッテリー」を検討してみたくなりますね。
ロワ・ジャパンの互換品バッテリー
私はバッテリーの費用を抑えるため「互換品バッテリー」を購入してみました。
アマゾンなどで調べてみると、たくさんの互換バッテリーがありますね。
どれにしたらいいのか迷ってしまいます。
いろいろな商品レビューを見た中で評判の良いものをさがしてみたら、「ロワ・ジャパン」という互換品バッテリーにたどり着きました。
バッテリー2コだけでなくさらに充電器まで付いて、2千円台半ばの価格。
純正品が1コ6千円〜7千円もするというのに、その3分の1の価格でバッテリー2コと充電器とは驚きです。
いわゆる「安物買いの銭失い」?とも思いましたが、とにかく試さなければ分かりませんよね。
ロワジャパンは充電器がついてます
互換品バッテリーには一緒に充電器がついています。
購入したGF9・GF10のカメラセットでは、カメラ本体でバッテリーを充電するようになっています。
カメラセットには充電器はありません。
そうなると、カメラ本体でバッテリーに充電しているときは写真が撮れなくなってしまいます。
でも充電器があるおかげで撮影は続けられます。
充電器には付属のUSBケーブルもついていますから、カメラセットに付属しているACアダプターとつなげば充電ができます。
この充電器はコンパクトで軽いので携帯できるサイズです。
ただ充電器には充電供給用のピンが+(プラス)ー(マイナス)の2つしかないのが、ちょっと不安ですがね。
純正品と互換品の外観の比較
実際に純正バッテリーと互換バッテリーを並べて外観から見て比較してみました。
バッテリーの大きさは、ほぼ同じですね。
バッテリーの端子部分も同じ位置です。
外観上の純正品と互換品の大きな違いは、純正品が表示用のシールを上下に貼っているのに対して、互換品はバッテリー本体全部に表示シールをぐるっとひと巻きしています。
バッテリーの満充電時間は約1時間30分
互換品の付属充電器でバッテリーを充電してみました。
充電中はLEDランプが赤色になります。
充電完了するとLEDランプが緑色になります。
充電時間を測ってみたところ、満充電まで「約1時間30分」でした。
純正品バッテリーも充電できると表示されています。
ただし純正品バッテリーの方はカメラ本体で充電した方がいいかもしれません。
ルミックスGF9で互換バッテリーを使ってみた
互換品バッテリー・ロワジャパンでは
ルミックスGF9にロワ・ジャパンの互換品バッテリーを入れてみました。
互換バッテリーは本体とのすき間がほとんどなくて、すんなり入らないな〜と感じました。
その原因は互換品バッテリーの表示用に巻いてあるシールです。
シールの厚み分バッテリーの厚みが増えてカメラとバッテリーとの間のすき間が少なくなっています。
純正品パナソニックとの比較
純正バッテリーは本体との間に少しスキマがあるので、出し入れには問題ありません。
バッテリーをそれぞれ上から見るとよくわかります。
互換品バッテリーの方が角がとがっていて少し大きめです。
すんなりバッテリーを取り出せないのは困りますね。
バッテリーの残量表示
バッテリーの残量表示がカメラに表示されるのかも気になりますね。
互換品バッテリーを入れてて、液晶表示に問題がないか調べてみました。
1.バッテリー満充電のとき
2.バッテリー残量が減ってくると
その後もカメラを使ってみましたがロワ・ジャパンの互換品バッテリー残量表示に問題はありませんでした。
ロワ・ジャパンの説明によると、数回バッテリーの充電と放電を繰り返すうちに、本来使えるバッテリー容量になるという説明でした。
互換品バッテリーの持ちについて
その後もこのロワジャパンの互換品バッテリーを使ってみての感想です。
互換品バッテリーの持ち(1回の充電でどれぐらい使えるか)については、やはり純正品には及びませんね。
実際に長期にわたって使ってみましたが、1回の充電で使用できる時間は純正品より短いです。
バッテリーの残量目盛りが2つぐらいになってくると、互換品バッテリーはバッテリー残量が急に減りだしてきます。
あっという間にバッテリーの残量目盛りが赤に変わってしまい、カメラが自動的に電源オフになってしまってその後撮影できずに困ったこともありました。
互換品バッテリーは発熱しやすい?
またバッテリーが発熱しやすいのも実際に使っていて感じたことです。
使っているとカメラ本体から発熱してきますが、そのうちバッテリーから出ている熱もあるようです。
カメラ内部の温度が上昇してくると、動画撮影しようと思ってもカメラの内部機構保護のため撮影できない場合もありました。
撮影できないのではどうにもなりませんね。
互換品バッテリーを使うと故障してもメーカー保証対象外
さらに互換品バッテリーを使う際には、以下の点について十分お気を付けください。
互換バッテリーを使ってカメラ本体に故障などの問題が起きてしまっても、パナソニックではカメラを修理時に無料保証の対象にはなりません。
- バッテリーの減りが早くなってきた
- 充電時間が長くなった
- 充電してもすぐにバッテリーがなくなってしまう
- バッテリー本体の箱がふくらんできた
こんな状態になっているのにそのままバッテリーを使い続けていると、バッテリーからの液漏れ、発熱、発火などの重大な事故が発生する場合があります。
またこれは当然純正品バッテリーの場合でも同様です。
使い続けるのは危険ですから、すぐに取り換えましょう。
結論・ルミックスGF9・GF10に互換バッテリーを使うのは止めましょう
私は互換品バッテリーを試してみましたが、互換バッテリーは純正品と同等品ではありません。
そこで私の結論です。
互換品という回り道をしないで、ちゃんと純正品を使った方が後々困らないです。
もともと3分の1の価格の商品ですからあきらめもつきますが、互換品バッテリーの方が劣化の進みが早く、そのたびに新たにバッテリーを買い替えていたら、結果的に使うお金も多くなると考えます。
確かに純正品バッテリーは高いですね。
しかしその価格の中には安心も含まれています。
ですから安心を一緒に購入するんだと思ってみてください。
GF9・GF10に互換バッテリーは使える?
今回は、ルミックスGF9とGF10で互換バッテリーは使えるのかという内容で、互換バッテリーのロワ・ジャパン製のバッテリーを実際に購入して試してみました。
確かに使い始めの時は特に問題がなさそうに見えますが、使い続けていくとバッテリーの持ちが悪かったり、発熱したりして使い続けるのに不安を感じました。
さらに互換品バッテリーを使ってカメラ本体に故障が起きた場合、パナソニックでは保証の対象になりません。
自己責任とはいいますが、あえて「安物買いの銭失い」をする必要もないと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
**********
<追記>
ネット経由で購入すれば純正品バッテリーを安く購入できそうですね。
**
Panasonic パナソニック 純正 DMW-BLH7 バッテリーパック DMWBLH7
*****
今回の記事のため、私が購入した互換バッテリーはこちらです。
最近のコメント