ルミックスGF9やGF10はコンパクトで写りもよく、毎日の生活の記録としても便利なカメラだと私はいつも思っています。
街中で出会ったステキな風景も逃さずその場ですぐ撮れてしまうところがいいんですね。
ですから私のお気に入りのカメラです。
しかしこの便利なカメラでも、写すモノによってはピントが合いにくいときがあるんです。
例えばキレイに咲いている花にピントを合わせたいのに、花のうしろにピントが合ってしまうといったことです。
何度も花にピントを合わせようとするのですが、カメラはちっとも手前の花にピントを合わせよとしません。
ちょっとイライラしてしまいますよね。
でも、そんなときにはちょっとした「あるコツ」を知っていれば、ピントを簡単に合わることができてしまいます。
今回は、花などの写真を撮るとき、カメラがピントを後ろに合わせてしまうのを簡単に直せる方法についてご紹介していきたいと思います。
ルミックスGF9・GF10のオートフォーカスの仕組み
なぜピントが後ろに合いやすいのか、その理由をご説明しますね。
ルミックスGF9やGF10が自動でピントを合わせるとき、つまりオートフォーカスの仕組みについてです。
実は先日、私が通っている写真教室の先生から、ルミックスのオートフォーカスの仕組みを聞いてきました。
ルミックスのオートフォーカスでピントを合わせるときには、まず遠くのものにピントを合わせるようにカメラのオートフォーカスのプログラムが設定されているのだそうです。
つまり花の写真を撮ろうとするときには、まずカメラは写したい花よりも遠くにある花以外のモノにピントを合わせてしまうということですね。
また写したいモノが画面の中心にあればカメラも認識しやすいのですが、写したいモノが中心からずれているとカメラは何にピントを合わせたらいいのか分からなくなるんだそうです。
また花自体も小さいので、カメラがそのもの自体をとらえて認識しにくいということもあるんです。
つまり小さくて認識できないモノは飛ばして、遠くの認識しやすいモノを選んでしまうのだとか。
ですからカメラにピントを合わせる場所を教えてあげる必要があります。
カメラにピントを合わせる場所を教える方法
カメラにピントを合わせる場所を教えるって、実際にどのようにすればいいのでしょうか。
カメラの液晶画面をタッチする
ルミックスGF9・GF10にピントを合わせる場所を指定するには、背面の液晶画面を押して、カメラに認識させます。
液晶画面の中でピントを合わせたいところを指でタッチします。
ピントを合わせる範囲を設定する
画面を指でタッチすると次用な正方形の表示が出てきます。
これがピントを合わせたい場所になります。
さらにピントを合わせたい範囲は大きくしたり、小さくしたりもすることができます。
ピントを合わせる範囲を小さくするには
反時計回りに回すと、ピントを合わせる範囲が小さくなります。
ピントを合わせる範囲を大きくするには
反対に、背面ダイヤルを時計回りに回すと、ピントを合わせる範囲が大きくなります。
(↑上記ダイヤルを時計回り、右回りに回します)
範囲が決まったら「決定」ボタンを押す
決定する方法は3通りあって、どれを使っても大丈夫です。
1.右下の「決定」ボタン
2.背面ダイヤルの中心ボタン
3.シャッターボタン
自分が使いやすい方法でやってみるといいと思います。
その方法でも写したいモノのピントが合わないときは
ご紹介した方法でも、まだピントが合わないことがあります。
例えば花のような小さいモノは、小さすぎてカメラが認識できないんですね。
例えばこんな状態のときです。
サンプルの写真はそのあたりによくあるふつうの雑草です(笑)
こんなときは手前にある先端の方ではなく、奥の方にピントが合ってしまうはずです。
こんなときには原始的な方法ですが、次の方法を使うとピントが合わせやすくなりますよ。
写したいモノの直前に自分の手を置く
写したいモノの直前に自分の手を置いてみましょう。
次にカメラのピントが自分の手に合ったら、シャッターボタンを半押しにしたままで手を離し、写したいモノの写真を撮るようにします。
手は大きいので、カメラは認識しやすくなるというわけなんですね。
この方法はとっても簡単な方法なので、困ったときにはぜひお試しください。
設定したピント範囲を解除するには
上記の方法でピントを合わせる位置を設定すると、カメラはずーっとその画面の範囲しかピントを合わせません。
そこでピントを合わせる範囲を解除する方法です。
カメラの背面のダイヤルの中心ボタンを押す
そこでピントを合わせる範囲の解除方法は実に簡単です。
カメラの背面のダイヤルの中心ボタンを押すだけです。
でもこの操作方法は案外覚えにくくて忘れてしまいやすいので、何度も練習して身体に覚え込ませるようにしたほうがいいですよ。
私自身も解除方法を忘れてしまって、ピンぼけ写真を連発したことがたくさんありました。
まとめ
ルミックスGF9もGF10もオートフォーカスの機能は優秀なんですが、カメラが判断してピントを合わせる場所と、自分がピントを合わせたい場所とでは違うときもあります。
さらにどんなに写真の構図がよくても、ピントが合っていなければ残念な写真になってしまいますよね。
そこで今回はカメラが自分が思ったとおりにピントを合わせないときに、ちょっと工夫してカメラを思い通りに操作する方法をご紹介してきました。
カメラがどんなに進化して自動化したとしても、まだまだ自分の思い通りの写真は撮れません。
それだからこそ、そのような問題を克服することで楽しみが生まれても来るんですね。
ああ、面倒だなあと考えても、写真はうまく撮れませんから、そんなときには工夫していろいろチャレンジしてみるとカメラの使い方も憶えられたり、写真を撮ること自体が楽しくなったりします。
ステキな写真がこれからますます撮れれば、さらに楽しみが増えてきますね。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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